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airheadrecords(空氣腦唱片) 專訪 Interview


台湾のインディレーベル、精力的に活動をし、ついに2018年1月に淺堤 shallow levéeの東京公演を実施することとなったairheadrecordsの主宰者謝閎宥(yu)にレーベルのこと、淺堤のことを語っていただきました。

這次邀請致力於經營台灣獨立音樂廠牌,以及主辦各式音樂活動,在2018年1月將於東京舉辦台灣樂團淺堤首次日本演出的airheadrecords主理人謝閎宥(yu),聊聊經營廠牌,以及關於淺堤的大小事。

 

・レーベルの自己紹介をどうぞ

・介紹一下自己的廠牌

数日前に誰かのインタビューでこんな言葉を見たんだけど

「この世界はすでに満たされていて、我々この世代はフィクションの世界を歩まねばならない、そこにだけまだ隙間があるから」

僕らのこの世代は、台湾経済の不振、長時間労働低収入、資源の奪い合い、高すぎる家賃、戦争の脅威、などの問題に直面していて、企業するのはとても難しい、ましてや音楽業界においてはなおさらで。

我前幾天聽一篇專訪有人說到「 這世界已經滿了,所以我們這個世代只能往虛擬的世界去尋找,因為只有那裡還有空間 」

我們這一代,正好面對台灣經濟不佳、高工時低收入、資源壟斷、高房價、戰爭威脅等問題,創業非常不容易,更不用說是音樂產業。

airheadrecordsは2012年に始めて、当時は僕はバンドでギターを担当していたんだけど、バンド活動が忙しくなったので、一つの、デザインと宣伝を手伝えるチームを作りたいと思った。それが始まりで、その後次々に沢山のバンドのイベントを主催したんだ。自分が一番影響を受けたバンドは透明雑誌で、ボーカルの洪申豪は自分がリスペクトしてやまないミュージシャンの一人で、彼は最近SNSを使うのをほとんど止めてるんだけど、僕はやっぱり彼の音楽を紹介していきたい。

空氣腦唱片是2012年開始成立,當時我在樂團中擔任吉他手的角色,隨著樂團的活動越來越多也越來越頻繁,我想要成立一個組織來協助一些設計、宣傳的事項,所以開始有個空氣腦唱片,後來也陸續籌辦了很多樂團的活動,影響我最深的是透明雜誌樂團,洪申豪是我很佩服的音樂人之一,他最近比較不接觸SNS的東西,但我還是要幫他推廣一下。

透明雜誌 - ANORAK/我們的靈魂樂 @社會演說

真夜中のブルース / 洪申豪(hom shen hao)

2012年、当時は僕のバンドを制作したいというメジャーな音楽会社は皆無で、また、僕らがマネージャーを募集したところで誰も応募はなかったんだ。僕はバンド活動を始めてからすでに15年経っていて、一番多いときは1年に100本くらいライブがあって、同時に3つのバンドに所属していて、台湾の全てのフェスには出演したことがあって、その後、アメリカカナダ日本香港マレーシアのフェスにも出演して、当時は僕は音楽をメインの仕事にしていければいいなと思っていたけど、結局は僕らを後押しして協力してくれる人がいなかったりして、よくよく考えてから、だんだんとレーベルの仕事に重心を移していくことにしたんだ。今は僕らのイベントに来てくれるお客さんの一年の延べ人数は、中規模のフェスと同じくらいの人数になっているんだ。

2012年,那時候並沒有任何主流音樂公司想要製作我的樂團,我記得我們徵求經紀人的時候也沒有任何人應徵,我自己參與樂團活動其實已經將近有15年,最多的時候一年演出在100場左右,同時有三個樂團,全台灣的音樂節我都有演出過,之後也陸續參與了美國、加拿大、日本、香港、馬來西亞的音樂節,我很希望能夠將音樂做為我的主要工作之一,但其實我們的背後並沒有強力的支援夥伴,再多方考慮下,我慢慢的將重心移往廠牌的工作,目前我們一年可以號招的聽眾已經等同於一個中型音樂祭 的人數。

2017年僕らはdeca joinsと淺堤の2バンドのリリースをした。これは僕らのレーベルにとって重要な第一歩で、5箇所連続でワンマンをソールドアウトにすることができた。その他のイベントも沢山のお客さんが駆けつけてくれて、年末のAirhead Records 5週年を記念したツアーの反響もとても良いものになった。

僕の想いとしては、この自由のあまりないマーケットにおいて、クリエイターに最高の資源を提供していきたい。制作や宣伝も含めて。そして流通やチケット販売も徐々に自分たちのシステムを完成させるつもりだ。だんだん関わる人も増えてきて、台湾でインディレーベルをやりたかった人達がゆっくりと僕らと歩みを揃えてきてるのを感じてるんだ。

2017年我們發行了deca joins與淺堤樂團,是我們廠牌非常重要的一步,也成功締造了連續完售5場的專場活動,一般活動也是保持非常多的聽眾參與,年底的Airhead Records 5週年巡迴反應更是熱烈。

我的核心價值是希望我們可以在這不太自由的市場中,提供創作者最好的資源,包含製作及宣傳,在通路及售票上我們也正逐漸建立自己的系統,目前影響的人越來越多,我可以看到很多台灣想做獨立廠牌的人都慢慢跟著我們的步伐走。

deca joins 【巫賭】

もう一つ言うと、僕らは関わるバンドをメジャーなアーティストにする方法があるというわけではないんだけれど、彼らがその下の年代の若者にまた影響を与えれたらいいなと思う。ライブを見に来た人が「私もこんなバンドや音楽をやりたい」というようなことを思ってくれたらいいな、と。僕が参加してきたバンドもなんだけど、僕はよく若者がバンドメンバーを募集していてどんなバンドが好きかを参考に書く時、僕らのバンドの名前を書いてくれてるんだけど、それこそが僕の一番望んでいることなんだと思う。沢山の参加したりコラボしてきたバンドは実は僕のレーベルの歴史や想いをよく知らなかったりするかもしれないんだけど、ちょうど今回が全部話す良い機会になったかな。

再來就是我不一定有辦法讓我們的音樂人擠身成主流藝人,但我會希望他們是可以影響下一代的年輕人,希望來的聽眾可以說出:「我也想要玩這樣的樂團(音樂) 」那種感覺,包含我參與過的樂團,我常常會看到有年輕人在徵集樂手的時候會把我們的名字放在參考名單中,我想這就是我所期望的,很多參與合作的樂團可能不太知道一些空氣腦的歷史與精神,剛好這次一次說完整些。

 

・airheadの名前はどこからとったの?

・airhead 的名字的意思是?

英語だと「頭が動かない」っていう、いわゆるおバカさんの意味だね

在英文上是不動腦,有點笨笨的意思

・今台湾のインディレーベルはどういう状況?

・你覺得目前台灣獨立廠牌總情況是如何?

実際本当に動いているインディレーベルはとても少なくて、法人化してるレーベルも少なく、リソース自体も少ない。ただ、どんどんメジャーレーベルがインディーズのマーケットをビジネスに価すると思い始めている。メジャーレーベルと契約するクリエイターがますます増えていってるのは明らかで、それらを全て納得がいっている訳じゃないけど、僕らは一歩一歩着実にやれたらと思う。

其實真正持續運作的獨立廠牌太少了,有公司化的也很少,資源更少,但有越來越多的主流公司覺得獨立市場是可以製作的,可以看到越來越多創作者被簽進主流公司,會有點不甘心,但我們要好好的一步一步做

・自分のデザインの特徴はどんなところ?

・自己覺得你設計的特色是哪裡?

僕は建築学科を卒業していて、建築デザインの仕事に従事しているので、自分のデザインは立体感や空間的な視覚にこだわったものを作る傾向にあると思う。僕がリリースしてるバンド「deca joins」に関してディレクションした写真を見てもらえればわかると思うけど、写真の主体は人物じゃなくて、背景は台湾の独特の風景が溢れていて、空間があって、建物があって、人がいる、こういうところが特色の一つになってるかな。

由於我是建築系畢業,也從事建築設計工作,所以我比較偏向做一些有立體感或是空間的視覺,包含幫我發行樂團deca joins所製作的照片你也可以看到,人不會是照片的主體,背景會是滿滿台灣獨有的景色,有空間有建築有人,大概就是特色之一。

僕は前からずっとポスターを大量に印刷したりそこら中に張り出すことはしていなくて、自分は紙を浪費するのは好きじゃないからなんだけど、今までフライヤー的なものを作ったことがなくて、ポスターはライブ会場で売る用にしてるんだけど、こういうところはAirhead Recordsとメジャーレーベルとの違うところなのかなと思う。

一直以來我都不走向大量印製及張貼的方式,因為我自己不喜歡浪費太多紙張,所以我從來沒有製作過DM或是傳單,海報的話我主要都是用現場販售,或許這點就可以看出空氣腦唱片跟主流唱片的不同之處。

・日本のフライヤーデザインと台湾のデザインはどう違うと思う?

・一般日本演出設計(海報‧傳單)跟台灣的有沒有不一樣的地方?

台湾のデザインはあまり規格化されてない部分があって、CDジャケットの仕様から宣伝物まで様々なアイデアとか規格が存在している。一方日本はまた多くの優れたベーシックなデザインがあって、恐らく工芸技術の進歩と現代化に於ける時間が長かったことが関係していると思う。加えて、それぞれのユーモアセンスはまた違っていて、テレビCMでは特に顕著に現れていると思う。台湾も政治的なモノのテーマ創作やネタが数多くあって、幾つかのバンドはこれらのテーマの上に奇妙なキャッチコピーやプログラムを考え出している。これは僕らの国が置かれている国際関係と密接なつながりがあるのだろう。

台灣在設計上比較沒有規格化的概念,所以在CD包裝或是各種宣傳品上可以看到各種不同的創意與規格,日本則很多很優秀的標準化設計,可能是因為工藝技術的進步及現代化的時間較長的關係。另外兩地的幽默感也不太相同,電視廣告會特別明顯,台灣也很多政治上的議題創意與笑點,有些樂團會在這些議題上想出奇妙的文案與節目,可能跟我們的國際關係息息相關

 

淺堤shallow levée - 怪手

・淺堤shallow levéeについて

・介紹一下淺堤

淺堤はとても個性の強いバンドで、彼らは閩南語(※台湾語と呼ばれる台湾と中国福建省南部で主に使われている中国語方言)と國語(※台湾華語。俗に言う中国語)の両方を使って創作している数少ないバンドの一つで、微妙かつ美しいバランス感がある。僕が一番好きなのは彼らが土地や歴史というテーマを創作に取り入れているからだ。

淺堤是一支非常獨特的樂隊,他們是少有使用閩南語與國語創作的樂團,有著非常微妙與漂亮的平衡感,但是讓我最喜歡的是他們在創作中有放入土地、歷史的議題。

淺堤は高雄のバンドで、高雄は台湾南部の主要都市の一つで、排出してきたバンドは台北とは全く色が違っていて、彼らは土地の情感と人との結びつきに関してとても敏感で、例えば「怪手」というこの曲は、紅毛港(※古くから西洋人(紅い髪の毛の人たち)の船が出入りした港)の解体について歌っていて、その背景にはさまざまなストーリーが、ボーカルの蔡依玲が書いた歌詞の中に収められている。もし歌詞がよく分からなくても、PVを見たら何かを感じることができるかもしれない。

淺堤來自高雄,高雄是台灣南部的主要城市之一,所孕育出來的樂團跟台北非常不一樣,我可以發現他們很注意土地情感與人的連結,例如「怪手」這一首歌就形容了紅毛港拆遷的過程,其實背後的故事非常多,都由主唱蔡依玲寫在歌詞裡了,如果聽歌詞沒辦法很明瞭的話,就試試從MV裡去感受看看吧。

淺堤 shallow levée -【高雄 Kaohsiung】※日本語字幕あり

メンバーのベーシストの方博は僕の親友の一人で、いつでもバイクに乗ってどこでも日雇いの仕事に出かけている、多くのバンドのレコーディングやPAなどを手伝っているけど、もらってるギャラはとても少ない。彼は食べることが好きで、僕にとっては彼こそが高雄で、もし日本のみんなが彼に食べ物を用意してくれたらとても喜ぶだろう。商品券やクーポンでもいいよ。彼は今回焼肉とラーメンを食べたがってる。

其中bass手方博是我的好朋友之一,他常常騎著摩托車到處打零工,幫很多樂團錄音或是做音控,而且都領取非常少的酬勞,他很喜歡吃東西,對我來說他就是高雄,如果有日本的聽眾有準備食物的話,他會非常開心的,禮券或是優惠券也可以喔,他很想吃燒肉跟拉麵這次。

ギターの紅茶はバンドでもおとなしいキャラで、孩子王のギタリストでもある。ギターの音色のコントロールが素晴らしく、大将みたいな感じ。

吉他手紅茶,是樂團中最沈穩的角色,他同時也是孩子王的吉他手,對於現場音色掌握很好,是個大將。

孩子王 Kid King - 月娘 Moon

ドラムの涂嘉欽は大象體操elephant gymのドラムでもあって、彼は恐らく台湾で最もセンスのあるドラマーの一人で、ドラミングの手さばきが美しく、彼が淺堤で表現しているものをぜひ観ていただきたい。素晴らしいから。

鼓手涂嘉欽同時也是大象體操elephant gym的鼓手,他可能是台灣最感性的鼓手之一,打鼓的手勢非常漂亮,希望聽眾可以看看他在淺堤的表現,非常的棒。

大象體操ElephantGym _ 中途Midway

 

・最後に、今回のツアーの目標は? あと、日本の皆さんにメッセージをお願いします。

・這次日本巡迴的意義,目標是? ‧給日本音樂粉絲message一下

第一には淺堤のツアーが成功してほしいと思っていて、次には日本の若いバンドに出会いたいと思っている。僕は普段からやることが一杯になってしまっているんだけどツアーを通じて多くのバンドと知り合えたら自分にとってはとても意味のあることで、さらに今回レーベルのあらゆるスタッフが全員集合して、手伝ってくれるので、皆さんとできるだけ沢山おしゃべりしたいと思うし、皆さんは僕たちに遠慮せずになんでも聞いてほしいと思ってる。

第一是很希望淺堤樂團的巡迴可以成功,再來我希望能接觸到更多日本的年輕樂團,其實我平常事情已經很多,如果可以藉由安排巡迴認識更多樂團的話對我來說非常的有意義,而且這次你會可以看到空氣腦唱片所有的成員一起出現,還有協助製作等等,很希望能跟大家多聊一些,希望大家不要客氣可以多詢問我們一些問題。

多謝

 

<event info>

「BIG ROMANIC LIVE ~淺堤shallow levée in Tokyo~」

2018.1.8(月曜日)

会場:青山月見ル君想フ

出演:

淺堤shallow levée(台灣)

nakayaan (バンド・セット)

ラッキーオールドサン (バンド・セット)

料金:前売り2500 / 当日3000 (共にドリンク代600円別)

時間:開場18:30 / 開演19:00

☆なんと1/8ご来場の方にairheadrecords特製SUICAシールをプレゼント!!

 

1/6も淺堤のライブあります!こちらもぜひ!

『 YOUNG SEA 』

2018.1.6(土曜日)

会場:下北沢 MOSAIC

出演:

TAWINGS/ NTsKi/ Cairophenomenons/ Youthmemory/ 淺堤(TW) DJ | Yosuke Shimonaka (DYGL)

料金:前売り2000 / 当日2500 (共にドリンク代別)

時間:開場18:00 / 開演18:30

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