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MONO NO AWARE Interview:「在成為大人的某天會突然想起那首歌,是抱著這樣的心情寫下的。」 / MONO NO AWARE台湾版カセットテープリリース記念インタビュー




藉著 MONO NO AWARE「かけがえのないもの/無可取代的東西」台灣版卡帶的發行,為了讓台灣聽眾能更貼近他們的創作中心,這回大浪漫唱片從專輯的製作及創作面加以剖析,並將珍貴的訪談文字節錄,搭配 TSUNOGAI 先生的原創插畫製作成小書供樂迷收藏。


3月3日起開放於「台北・大浪漫商店」(台北 月見ル君想フ〔赤峰〕店中店),以及即將於3月5日開幕的大浪漫商店 express・台南店中店「PARIPARI apt.」兩店舖自由拿取。

MONO NO AWARE「かけがえのないもの/無可取代的東西」の台湾版カセットテープリリースを記念して、台湾のファンにも彼らの創作の核心に触れてもらいたく、今アルバムの製作と創作に関してのインタビューに、アルバムを手掛けたイラストレーターつのがいさんのイラストをあしらったフリーペーパーを配布することにしました。 台北の大浪漫商店(台北 月見ル君想フ〔赤峰〕内)と台南に3/5オープンする「PARIPARI apt.」内の大浪漫商店 express限定配布となります。 そしてフリーペーパーにも収まりきらなかったインタビューの完全版をここに公開する。是非ご一読ください。

 


【 Interwiew with MONO NO AWARE 】




1. 本作以「孩子到大人的成長過程」為題,據說為了創作,主唱玉置特地請母親將小學生時期的物品裝箱寄來呢。裡頭放了些什麼東西呢?


今作は「子供から大人になるまでの成長の過程」というテーマで、ボーカル玉置さんは今回の創作の為にお母さんに小学生の頃のものを箱に詰めて送ってもらったと伺ったのですが、どんなものが入ってましたでしょうか?何か特別なエピソードを思い起こしたりしましたか?



玉置:母親寄來的箱子中,包括了我在小學時期用過的筆記本、運動會後感想、個人創作的漢字等等。不過,其中有一張作文稿紙上寫著:「超開心啊啊啊~~~!」的內容,看到這裡已經害羞得不敢往下讀,導致我並沒有沉浸在回憶裡太久。


最重要的是,從中切身感受到父母對我的愛,光是為我保管好幾箱的童年回憶,這點已經足夠讓我寫歌了。來到26歲的現在,感受到父母給予的愛並不僅藉著記憶決定,而是應該由自己去留意的事情啊啊啊~~~!

玉置:送ってもらった箱の中には、僕が小学生時代に使っていたノートや、運動会の感想文、趣味でやっていた自作漢字などが出てきました。しかし、作文用紙に書かれた「楽しかったあああーーーーー」みたいな文章を読んだら恥ずかしくてもう見れなくなってしまい、そこまで思い出には浸りませんでした。ただ一つ、親に愛されていたことを痛感しました。僕のアーカイブを何箱も保存していてくれたという事実だけで、曲を作るには十分です。26歳になって、親からの愛情は、与えられたかどうかという記憶だけで決まるのではなく、自分で気付きにいくべきものかも知れないと感じましたあああーーーーー。


2. 專輯名稱由養老孟司『かけがえのないもの(無可取代的東西)』一書而來,內容又以城鄉差距、環境思考等話題貫串。出身八丈島的團員們來到東京後實際上感受到哪些不同?這些經驗影響了哪些歌曲的創作?


アルバムタイトルは養老孟司の本『かけがえのないもの』にインスピレーションを受けていて、本の内容は都市と故郷の距離や環境に対する思考が書かれているとのことですが、八丈島出身のメンバーは都市の東京に来たあと、実際に違いを感じたのはどんな部分でしょうか?この経験が創作に影響を与えた曲はありますか?



玉置:人口之多與打招呼次數之少。

住在*八丈島的時候,即使是沒有說過話的對象,在路上打打招呼就能自然地進行交流,但這在都市幾乎不太可能發生。身處在人滿為患的城市裡,每天與沒有打過招呼的人擦身而感到疲憊。我認為這樣自然與都市的差距,也可以說是小孩與大人的差別。因此就算是生長於都市的人,也能夠體會養老孟司著作裡所提及的反差。書中透過轉至城市思維(長大成人)的方式,來描寫關於「失去」的種種,我們則以這張專輯來表現這一切。

玉置:人の多さと、挨拶の少なさです。八丈島にいた頃は、特に誰かと話すことがなくても、道端で挨拶を交わすことで、誰かとのコミュニケーションが自然と取れていました。しかし、都市部にそのようなコミュニケーションがあるはずもなく、それにも関わらず道端には人が溢れかえり、挨拶もせずに多くの人とすれ違うことに疲弊する日々でした。このような自然と都市とのギャップは、子どもと大人とのギャップと言い換えることもできると思います。都市に生まれ、都市に生活をする人々にも、一度は訪れる瞬間のはずです。養老さんの著書も、そのような都市的思考に移行する(大人になる)ことで、失ってしまう何かについて書いていると思えたので、僕たちもそれをアルバムで表現しました。


*八丈島位於本州南方的伊豆群島,現有人口僅約 7500 人,距離東京 287 公里,卻隸屬於「東京都八丈町」行政區,面積與澎湖本島差不多大小。在圍繞著火山、溫泉、海洋的地理環境,與年均攝氏 18 度的常春氣候下,怎麼也難與高樓刺穿天際的東京聯想成一個都屬。



MONO NO AWARE 「東京」 MV 拍攝於故鄉八丈島


加藤:這些經驗影響了專輯中「ゴミ(垃圾)」一曲。樂曲中的吉他聲收錄於千葉一個天花板挑高的錄音室。在東京因為噪音的關係,多數錄音室都建於地下室,但我認為在地下無法展現吉他的空氣感,所以選擇在寬敞的空間中錄音。搬來東京之後,反而讓我更加意識到「空氣感」這件事。


加藤:制作に影響を与えた曲は、「ゴミ」です。あのギターは、千葉の天井が高いスタジオで録っていて、東京は騒音の関係などで地下にスタジオがあることが多く、そこでギターの空気感は出せないと思い、広い空間で録りました。東京に住んでいるからこそ、空気感を意識するようになったと思います。

3. 當初是什麼契機邀請到插畫家*つのがい(TSUNOGAI) 繪製專輯封面?


どのようなきっかけでイラストレーターのつのがいさんにジャケットを依頼しましたか?コラボレーションの過程についても教えてください。

竹田:我在朋友的 Instagram 限時動態上,看到他去參加 TSUNOGAI 的大阪作品展而得知。

也因為童年時期喜歡過的東西中,還沒有寫過關於漫畫的主題,之前也談及過這次專輯的封面可以用漫畫或插畫呈現。討論時剛好周啓談笑說道:「要是一眼就能認出是誰的插畫就好了,像是手塚治虫之類的……。」 而 TSUNOGAI 先生正是最適合的人選,因此造就了此次合作。跟 TSUNOGAI 先生傳達了每一首樂曲的形象後,他為此量身繪製了相應的插畫,希望大家聽歌的同時也能一起欣賞這些插畫!

竹田:大阪で行われていたつのがいさんの展示に行った友人が、Instagramのストーリーに載せていたことがきっかけで知りました。

子供の頃に好きだったもののうち、マンガは楽曲のモチーフになっていなかったこともあり、今回のアルバムのジャケットはマンガやイラストにしようという話がありました。打ち合わせのときに、「一目で誰が描いたかわかるようなイラストがいいね、例えば手塚治虫とか…」と冗談まじりに周啓が言っていたのですが、まさにつのがいさんがぴったりだったので、お願いすることになりました。それぞれの曲のイメージをつのがいさんに伝えて、それを元にイラストを描いてもらいました。是非曲を聴きながら手にとって見てもらえると嬉しいです。


*插畫家つのがい(TSUNOGAI)精於臨摹手塚治虫畫風,後來成為手塚製作公司的官方作家。