「予測不能なポップの森へ」 インドネシア発Rimbaインタビュー/「走進不可預測的流行叢林」 來自印尼的 Rimba 專訪
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「予測不能なポップの森へ」─ インドネシア発 Rimba インタビュー
「走進不可預測的流行叢林」─ 來自印尼的 Rimba 專訪

スピード感のある変則的なグルーヴと、憂いを帯びたスモーキーな歌声。広大な原生林のように、曲がりくねりながらも生命力を宿すサウンドを鳴らすのが、インドネシアの4人組バンド「Rimba」。3月6日にリリースされるデビューLP『Technicolor Meeting』は、テクニカルな構造とカラフルな旋律が交差する一枚。プログレッシヴでありながらポップの輪郭を失わないその音楽は、いまのインドネシア・インディーシーンのひとつの現在地を示している。本インタビューでは、結成の背景から制作過程、彼らの音楽観と、その背景にあるカルチャーについて語ってもらった。
高速且變化多端的節奏律動,與帶著憂鬱氣息的煙燻嗓音交織成聲。Rimba 是一支來自印尼的四人樂團,他們的音樂如同廣闊原始森林般蜿蜒曲折,卻始終保有強烈的生命力。將於 3 月 6 日發行的首張 LP《Technicolor Meeting》,在技術性的結構與繽紛旋律之間取得平衡。作品既帶有前衛氣質,也維持流行音樂清晰的輪廓,勾勒出當代印尼獨立音樂場景的一種鮮明面貌。本次專訪中,我們從樂團的成團背景、專輯製作過程,以及其音樂觀與背後的文化脈絡。
“10 Songs from Indonesia and Beyond — Selected by Rimba”
今回のインタビューにあわせて、Rimbaが自身のルーツとなった音楽をセレクトしたプレイリストを公開。インドネシアのアーティストを中心に、彼らのサウンドや創作に影響を与えてきた楽曲を集めた10曲。Rimbaの音楽的背景やインスピレーションの源を辿ることができるプレイリストとなっている。
同時配合本次專訪,Rimba 也特別策劃了一份播放清單,選出塑造他們音樂根源的重要作品。這份歌單以印尼音樂人為核心,收錄了對他們的聲音與創作產生影響的十首作品。透過這些曲目,也能循著線索一探 Rimba 的音樂背景與靈感來源。
About Rimba

Q. まずはバンドの自己紹介をお願いします。
Q. 請先簡單做個自我介紹。
ボーカルはTasya。ギター&バックボーカルがVari。ベース&バックボーカルがMarvin。そしてドラムがIvandoです。
最初はVari、Ivando、Marvinの3人でジャムをしながら楽曲制作を始め、それが後にファーストEPへとつながりました。ボーカリストを探していたとき、Ivandoがバンドンの音楽フェスで出会ったTasyaを紹介してくれたことがきっかけです。
主唱是 Tasya,吉他與和聲是 Vari,貝斯與和聲是 Marvin,鼓手是 Ivando。
最初是由 Vari、Ivando 和 Marvin 三人一起 jam、寫歌,這些作品後來成為我們的第一張 EP。當時我們正在找主唱,Ivando 想起他曾在萬隆的音樂祭認識 Tasya,於是邀請她加入,Rimba 就這樣正式成形。
Q. バンド名である“Rimba”はどのような意味なのでしょうか?
Q. 樂團名稱「Rimba」有什麼樣的意思?
Rimbaとは、思いがけない曲がり角や展開を含みながらも、生命力を宿す純粋さに根ざした「広大な原生林」を意味します。それこそが私たちの音楽のイメージです。楽曲では予測不能さを大切にし、歌詞を通して問いを投げかけることも多いですが、同時に口ずさめる力強いメロディも大切にしています。前に進む力を与える音楽でありたい。だからこそ、私たちは「Pop Belantara(ポップ・ベランタラ=ジャングル・ポップ)」というタグラインを掲げています。
「Rimba」指的是廣闊的原始森林——充滿難以預測的轉折與變化,同時保有孕育生命的純粹本質。這也是我們對自己音樂的想像。
在創作上,我們擁抱不可預測性,常常透過歌詞提出問題;但同時,我們也非常重視旋律的感染力與可唱性。我們希望音樂既有力量,也能讓人自然地跟著哼唱——是一種能給人繼續前行力量的聲音。
因此,我們為自己的音樂定義了一個標語:「Pop Belantara」,也就是屬於叢林的流行樂。

Musical Background & Influences
Q. これまでにどのような音楽に影響を受けてきたのでしょうか?
Q. 你們受到哪些音樂影響?
4人それぞれ音楽的背景は異なりますが、共通して影響を受けているのは、The Beatles、The Beach Boys、Steely Dan、Stereolab、Prefab Sprout、そしてアジアのレジェンドである細野晴臣、Lamp、キリンジ、Sunset Rollercoaster、Sore、White Shoes & The Couples Company などです。
四個人各自的音樂背景其實不太一樣,但我們共同受到的影響包括 The Beatles、The Beach Boys、Steely Dan、Stereolab、Prefab Sprout,以及亞洲的傳奇音樂人如細野晴臣、Lamp、Kirinji、Sunset Rollercoaster、Sore、White Shoes & The Couples Company 等。
Q. これらの音楽がRimbaのサウンドや表現にも反映されていると感じますか?
Q. 你們覺得這些影響也反映在 Rimba 的音樂與表達方式嗎?
私たちが彼らから学んだのは、予想外の展開を取り入れながらも、しっかりと口ずさめて、なおかつ“その人にしかできない音楽”であり続ける力です。音楽そのものだけでなく、ビジュアルやアイデンティティの提示の仕方にも独自の魅力があります。そのバランスを、私たちもバンドとして目指しています。
我們從這些音樂人身上學到的是——即使在作品裡加入出乎意料的轉折,仍然能保有旋律的可唱性,同時維持屬於自己的獨特性。
不只是音樂本身,他們在視覺呈現與身份塑造上的風格也同樣迷人。那種在實驗與流行之間取得平衡、又能清楚展現自我特質的能力,是我們作為一個樂團一直努力追求的方向。
Q. Rimbaの音楽は、プログレッシブで構造的に予測不能でありながら、ポップさを失わないものだと感じます。バランスを取ることは意識していますか?
Q. 我們覺得 Rimba 的音樂帶有進步性,結構上也常有難以預測的變化,但同時又不失流行感。你們會刻意去拿捏這種平衡嗎?
私たちは皆、魅力的なメロディを持つ音楽に憧れて育ちました。だからこそ、曲を書くときはメロディが最優先。特にサビは、何よりもまず魅力的で口ずさめるものであること。アレンジや構成で実験をする場合でも、それはメロディを引き立てるためであって、その逆ではありません。
我們四個人都是在迷戀動人旋律的音樂中長大的。因此在創作時,旋律永遠是最優先的元素,尤其是副歌——它一定要有魅力、一定要能讓人自然跟著哼唱。如果我們在編曲或結構上做實驗,那也必須是為了襯托旋律,而不是讓旋律去配合實驗本身。對我們來說,一切變化都應該服務於旋律。
The Influence of Indonesia

Q. インドネシアのカルチャーやクリエイティブについてはどう感じていますか?
Q. 你們怎麼看待印尼的文化與創意環境?
インドネシアはポップから伝統音楽まで、非常に豊かな音楽文化を持っています。サバンからメラウケまで* も、常に新しい音、新しい楽器、新しい芸術の体験に出会うことができます。その精神を、私たちも世界に向けて音楽を届けるときに体現したいと思っています。自由とクラフトへの愛が共鳴する、集合的な感覚として。
*サバンからメラウケまで(インドネシア語:Dari Sabang sampai Merauke):インドネシア全土を示す言葉
印尼從流行音樂到傳統樂種,都擁有非常豐富的音樂文化。從 Sabang 到 Merauke* 隨時都能發現新的聲音、新的樂器,以及不同形式的藝術體驗。那種多樣性與創造力的精神,是我們希望在把音樂帶向世界時也能傳達的。那是一種自由的感覺,也是對創作本身深深的熱愛—— 一種能夠讓人彼此產生共鳴的集體感受。
*「從 Sabang 到 Merauke」(印尼語:Dari Sabang sampai Merauke)是用來形容印尼全境的一句話,象徵從最西端到最東端的整個群島。
Q. Rimbaの制作過程においてもその“インドネシアらしさ”が自然に出てくるのでしょうか?
Q. 在 Rimba 的創作過程中,那種「印尼性」也是自然流露的嗎?
それは創作の過程で自然に生まれます。私たちはインドネシア人として文化に深く根ざしています。それを無理に表現しようとしなくても、自然と音楽の中に流れ込んでくるものです。
那是很自然發生的。作為深深扎根於自身文化背景的印尼人,我們並不需要刻意去表達所謂的「印尼性」——它會自然地流動在我們創作的音樂之中。
About Technicolor Meeting

Q. デビューアルバム『Technicolor Meeting』のコンセプトはどのように生まれたのでしょうか?
Q. 首張專輯《Technicolor Meeting》的概念是如何誕生的?
アルバム制作を決めたことが始まりでした。曲を書き溜めていくうちに、それぞれがとてもカラフルで異なる個性を持ちながら、共通する糸で結ばれていることに気づきました。ある晩、Tasyaの家で方向性について話し合っていたときに「Technicolor Meeting」という名前が浮かびました。“technical”と“colorful”を掛け合わせた言葉で、よくある“technical meeting”という表現から着想を得ています。
一切其實是從我們決定要做一張專輯開始。隨著創作慢慢累積,我們發現每一首歌都非常繽紛、個性鮮明,卻又被某種共同的線索串連在一起。有一晚,我們在 Tasya 家裡討論專輯的整體方向時,「Technicolor Meeting」這個名字突然浮現。它是把 “technical” 和 “colorful” 結合在一起的雙關語,靈感來自大家熟悉的 “technical meeting” 這個說法。
Q. このアルバムで最も伝えたかったことは?
Q. 這張專輯最想傳達的是什麼?
人間として、人生のあらゆる側面に疑問を持つことは大切だということ。そして、必ずしも答えを持っていなくてもいいということ。その不確かさこそが、人生をカラフルで意味あるものにしているのです。浮き沈みがあることこそ、私たちが本当に生きている証なのだと思います。
我們想表達的是:作為人,對人生的各種面向提出疑問是很重要的——而且不一定非要擁有答案。正是那種不確定性,讓人生變得繽紛而有意義。那些起伏與變化,其實都是我們真正活著的證明。

Q. 制作過程はどのようなものだったのでしょうか?
Q. 專輯的製作過程是怎樣的?
完成までに約2年かかり、とてもチャレンジングなプロセスだったのですが、その間に予想外の発見もありました。制作を進めるなかで多くを学び、見えてくるものが変わっていきました。制作途中でも、自分たちの視点は変化していきました。どの曲がフェイバリットなのか、どう向き合うか、どう世界に届けたいか。制作中にそうした感情が変化するとは思っていませんでした。確かに大変だったのですが、これが最後になることはないと思います。
整張專輯花了將近兩年的時間才完成,是一段相當具有挑戰性的過程。但也正是在這段時間裡,我們有了許多意想不到的發現。隨著製作推進,我們學到很多,也開始用不同的角度去看待這張作品。甚至在還沒完成之前,我們對專輯的感受就已經在改變——哪一首成為自己的最愛、該如何與它們相處、又該如何把它們帶到世界面前。我們原本沒有意識到,在創作尚未結束時,自己的情感與理解也會持續變化。雖然過程確實不容易,但我們相信這不會是最後一次。
Q. 最後に『Technicolor Meeting』のリスナーへメッセージをお願いします。
Q. 最後,請給《Technicolor Meeting》的聽眾一段話。
聴くたびに新しい発見や気づき、そして新たな希望を感じてもらえたら嬉しいです。単なるBGMではなく、親密に向き合えるアルバムであってほしい。そして、この作品がインドネシア音楽の豊かさへの入り口になれば嬉しいです。
我們希望每一次聆聽,都能帶來新的發現、新的體會,甚至是一點新的希望。這不只是一張可以當背景播放的專輯,而是一張可以被親密對待、反覆感受的作品。也希望它能成為你認識印尼音樂豐富面貌的一個入口。

Release info
artist : Rimba
title : Technicolor Meeting
release no : BRRCD-149
release date : 2026.3.6 / Mar.6 2026
format : Black vinyl LP
price : 4400 yen (in Tax)
track list :
Aside
1.Technicolor Meeting
2.Siasat Disko Fuga
3.Connexion
4.Kampiun
5.Diego Superego
6.Rimba Raya
Bside
7.Good Hands
8.Crave Me, Superstar
9.Taste Like Silver
10.Tongue to Tongue
11.House Cat
12.Huru-Hara
Rimba

2018年結成。音楽やビジュアルアーツ、映画など、さまざまな表現が自然に交差する南ジャカルタのクリエイティブ・コミュニティの中で活動をスタート。インドネシア各地のコラボレーターや異分野のアーティストとの継続的な交流を通じて、彼らの視点は少しずつ広がり、バンドとしての創作スケールも拡張。こうした背景はサウンドだけでなく、ストーリーテリングや空気感、感情表現へのアプローチにも色濃く反映されている。2019年以降のリリースごとに、Rimbaはポップミュージックの定型を更新し続けてきており、デビューアルバム『Technicolor Meeting』は、20代後半から30代前半という人生の一時期を、映画的な視点で描き出したパノラマのような音楽作品となっている。言葉にならなかった内面の欲望や感情にそっと寄り添い、まるで友人のように語りかけてくる――そんな親密さを備えた一枚。
成立於 2018 年,起源於印尼南雅加達一個音樂、視覺藝術與電影等多種表現形式自然交會的創意社群之中。透過與來自印尼各地、不同領域的創作者持續交流與合作,他們的視野逐漸擴展,樂團的創作規模與表現層次也隨之深化。
這樣的背景不僅體現在聲音本身,也深刻影響了他們對敘事方式、氛圍營造與情感表達的理解與運用。自 2019 年以來,Rimba 每一次作品發表都持續鬆動並重塑流行音樂的既有框架。
首張專輯《Technicolor Meeting》以電影般的視角,描繪 20 代後期至 30 代初期這段人生階段的內在風景,如同一幅全景式的音樂探索。作品溫柔地貼近那些難以言說的渴望與情緒,彷彿一位老朋友般低聲傾聽並回應,展現出親密而真誠的情感質地。








































