Matzka 曲解説&歌詞紹介
Matzka Feat. A-Lin【嗚哇嗚U WA U】
「嗚哇嗚U WA U」は台湾が誇るスター歌手であるA-Linがコーラスで参加してくれることになった。 歌詞の中では家を離れた原住民が明るさと勇敢さ、強さ、正しさを持って都会で努力をする姿を描いている。 Matzkaはパイワン族の伝統で神聖なシンボルである百合の花をモチーフにしてこの歌を女性たちに捧げており、曲中を通してA-Linが「U WA U」を歌い、原住民の古い調べの雰囲気を全編に添えている。
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太陽升起露出 第一道光 / 太陽が姿を現し、光が射す 照落在妳日夜思念的家鄉 / お前が日夜想い続ける故郷に 妳的笑容就像太陽般溫暖 / お前の笑顔は太陽みたいに暖かく 融化城市裡的每個角落和陰暗 / 都会の片隅や暗闇を融かす
妳是如此勇敢又堅強 / お前は勇敢で強く 那樣 純璞天真 高貴和大方 / そうさ 素朴で無邪気 貴くておおらか 親愛的姑娘 我的vavayan / 親愛なるお前 俺のvavayan(パイワン語:女性) 不停的 努力 芬芳他鄉 / 止まらない 努力 異国で強く香る花
她每天一直想 (一直想) / 彼女は毎日想う 她日夜一直盼(一直盼) / 彼女は日夜待ち焦がれる 令她朝思暮想的情郎 / 朝も夜も恋人のことを想っている
流星化成秋千繩,/ 流星はブランコに変わり 月亮變成心上人~喔~ / 月は想う人に変わった オォ 她蕩在星空上呀唱 / 彼女は星空の上を浮かびながら歌った
Uwa Uwa Uwa i ye yan 城市的百合花 她每天唱呀唱 / 都会の百合の花 彼女は毎日歌っている
Uwa Uwa Uwa i ye yan 美麗的百合花 在都市里綻放 / 綺麗な百合の花 都市の中で咲いた
Matzka / 大叔
Matzkaの、もはやクラシックソングとなったヒット曲。
デビューから時が過ぎ、ベテランへの階段を登りつつあるMatzka、若者からおじさんと呼ばれることへの複雑な気持ちとわずかな抵抗を、ハードロックにユーモア溢れる歌詞を載せて表現(80-90年代の台湾の流行語が多数散りばめられているとのこと)。
この曲MVでは、台湾のローカルなおじさん達(台客とも呼びます)の好きなものがこれでもかと映しだされ、若者に負けないおじさんのエネルギッシュな魅力溢れる作品となっている。
MVに登場する坊主にタンクトップの気になるキャラのおじさんは「梁嘉銘(寶爺)」というネットで大ブレイク中の有名人で、作家であり論客であり、通信販売や料理コメンテーターとしても注目を集めるマルチタレント。今作ではMatzkaと共同で作詞も担当。演技も最高。
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大叔 你今年貴庚(おじさん、今年いくつなの?) 小妹幫我倒酒一邊向我提問(おじょうさんがお酒を注ぎながら聞いてくる) 大叔 我變成肉羹(おじさん。俺は肉羹*になってしまった) 拿在手上的酒感覺愈來愈沉(手にした酒が段々沈んでいくんだ)
<*台湾のとろみ肉スープ。ソウルフードの代表>
大叔 你今年貴庚(おじさん、今年いくつなの?) 為何我爸爸有一樣的青春(それだとウチのお父さんと同じくらいだね) 大叔 我變成肉羹(おじさん。俺は肉羹になってしまった) 無奈我臉上瞬間爬滿了淚痕(やりきれなくて涙が溢れ出た)
你長得像我Uncle(「あなたはなんだか私のおじさんにそっくり」)
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大叔 你今年貴庚(おじさん、今年いくつなの?) 這個問題問的我差一點斷氣(この質問に俺は危うく気絶するところだった) 大叔 我變成肉羹(おじさん。俺は肉羹になってしまった) 肉羹一碗要價五十元新臺幣(一杯台湾ドル50元の肉羹さ)
Matzka / Someday(いつの日か)
Matzkaは台湾の南東部で生まれた。この地方は山を背にしながら海に面しており、景色が非常に美しく、この様な景色の中で暮らす人々は心は底抜けに明るく、そして穏やかである。 太平洋から生まれた風はVu Vu(パイワン語で[祖母]の意味)の思いを乗せて、故郷を遠く離れた者たちの元へ届ける。
MatzkaはVu Vuから物事に対する楽観的な心の有り様を教わった 「この牛や羊の群れや大勢の家族に囲まれた美しい暮らしの風景、たとえいつか自分が突然この世から去ったとしても後悔はしないだろう」
Matzkaは台東の人々の持つ楽観的な心の有り様を歌に乗せて伝える。そしてそれはVu Vuの穏やかで寛容な心そのものである。
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Someday 總有一天我们会再相見(いつの日か俺たちはまた会えるだろう)
Someday 亲爱的請你不要太傷悲(愛する人よ、悲しまないでおくれ)
Someday 所有彩虹倒挂變成笑臉(虹が逆さにかかって笑顔に変わる)
Someday 總有天你也是Vu Vu Reggae(いつの日かお前もレゲエのVuVuになる)
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<ルカイ族の童謡>
vai vai vai ya ciki ciki ciki si miakaw bulavane ele ele elethe
(太陽は焼けるほど熱く、鏡の様にキラキラと光を放つ)
Matzka / Vao Vao Ni(娃娃泥)
Matzkaの故郷である台東のお祭り「豊年祭」を描いた歌で、一人の少女という意味の(Vao Vao Ni)の視点から豊年祭の準備に忙しい部落の様子を描いたものである。 豊年祭とは、台湾原住民にとっての盛大な伝統的なお祭りで、原住民各民族によって日にちやお祝いの形式は異なるが、大体7月〜8月に集中している。 この曲の歌詞はMatzkaの出身民族であるパイワン族が行うお祭りの各種準備風景を描いており、お祭りへの期待感が音楽と共に盛り上がり、希望に満ちた曲になっている
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Si Ma A Zao Wan Si Ma Va Va A Ka Dao Ba Da Gi Lang Ang Ba Su Su Wu Yi Yang Ang Bi Ni Gi La Jia Bi Ni Wu Gu Yi Bi Ni Ga La Von Wu Yi Dong Wu Ji Na Ni Yi Na Si Zha Bi Da Ma Sa Lu (太陽が昇り、俺は目を覚ました、ママは俺の為に新しい上着とズボンを用意してくれた、家には新しいテーブルと椅子が来たんだ)
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Si Na Ju Na Si Zu Wang A Yang A Vang Ju Xing Si Nai Nu Sa A Lu Dang Di Ma Ju Wa Ga Ke Ma Ju Da VaVa Yang Si Mi Yang Si Mi Yang Si Mi Yang Gu Su Ma Ge Ju Ma Ge Ju Ma Ge Ju Si Na Ba Yang VaVa Yang
(沢山の若者が一緒に歌い踊るのを見た。あの村の少年がだ、俺たちの村の女の子に向けて愛の歌を唱っている。なんてこった、俺たちの部落の女の子に、なんてこった。)
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<ticket>
Matzka「Round Two」LIVE TOUR in TOKYO
■DAY1 6/19(tue) http://matzkaroundtwoday1.peatix.com
■DAY2 6/20(wed) http://matzkaroundtwoday2.peatix.com
open 19:00 / start 20:00 前売り 3800 / 当日 4300 (共にドリンク代別)
https://www.youtube.com/watch?v=HAthrcTPm_Q