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「東京八點台北七點」 vol.2 column by 曾稔文ami(DSPS)


DSPS(左がボーカル、曾稔文ami)

「東京八點台北七點」 〜私とシャムキャッツとの出会い〜 vol.2

前のアルバム「時間の産物」の日本リリースツアーの時、東京のライブを終えてから次の日の深夜バスに乗る予定だったので丸一日空き時間ができたので、夏目くんと菅原くんと遊ぶ約束をして、とても楽しい一日を過ごしました。 彼らは御茶ノ水のオススメの楽器屋に連れて行ってくれて、エフェクター試奏したり、菅原くんが前にバイトをしていたというカレー屋さんでご飯を食べて、神保町まで歩いて、最後にとてもレトロな雰囲気のある喫茶店でコーヒーを飲んでおしゃべりしました。

上次在時間的產物日本盤發行巡迴時,東京發片場的隔天因為要搭當晚的深夜巴士而有了一整天的 day off ,便與夏目和菅原相約出去玩,度過了非常開心的一天。他們帶著我們去了御茶之水他們推薦的店家試效果器、去菅原以前打工的咖哩店吃飯、走到神保町散步、最後到了一間氣氛很復古的咖啡店喝咖啡聊天。

彼らは夜にバンドの練習があるので、彼らを疲れさせてはマズイと心配していました。外国人と一緒に居るのは体力と気力を使いますから。ここで今日はお別れかなと思っていたのですが、私の好きな西東京の一帯の話に行き着いて、そこからすぐ近いので私たちにバンドの練習を見学させてくれることになりました。親切にも電車の時間を調べてくれて深夜バスに乗り遅れないかどうかも心配してくれました。

因為他們晚上要練團,其實心裡一直擔心著他們會太累,畢竟和外國人相處要花一些力氣和精神。原本以為今天的活動應該就會結束在這邊,但聊到我很喜歡東京的西邊那一帶,他們便邀請我們去參觀他們練團的地方,說就在附近,並貼心的幫我們算好通車時間,擔心我們趕不上晚上的巴士。

一緒に長い時間電車に乗っていて、私の日本語はまだまだなので漢字の読み方があまり得意ではなく、日本の地名などは中国語の読み方を元にして覚えているのですが、その時彼らの話でこれから行くリハーサルスタジオがある駅名を聞いた時、何かしら覚えがあって、駅に着いて駅名を見たときハッときづいたのは、やはり2〜3年前に1人で来たことのある場所でした。

一起搭了很長時間的車,因為日文不好的我不太熟悉漢字的讀法,所以都是用中文發音來記漢字,當時聽到他們說到練團室所在的車站名只感覺很熟悉,到站時看到站名才恍然大悟,大概兩三年前自己有來過這個地方。

駅を出たら空はもう暗く、みんなと商店街を歩いて、夏目くんは彼らがよく行くお店を紹介しながら歩いて、一緒に古着屋も覗いて、彼が前にアルバイトをしていたアイスクリーム屋さんにも行って、今まで食べた中で1番美味しいピスタチオのアイスクリームを食べました。その日はとても寒い日で、夜になると霧雨が降り始めて、手がかじかんで危うくアイスクリームを持っていられないところでしたが、とてもとても幸せでした。

出了站天已經黑了,和大家走在商店街上,夏目一邊介紹他們常常去的店家一邊走著,也一起逛了古著店、去了他以前打工的冰淇淋店,吃到了人生中最好吃的開心果口味的冰淇淋。那天非常的冷,到傍晚時也開始下起了毛毛雨,手凍到快要拿不住冰淇淋,但覺得非常非常的幸福。」

スタジオについた後、彼らは知り合いに私たちのことを紹介してくれてるようでした。そしてスタジオの中でリハーサル聴かせてくれました。初めて「逃亡前夜」のライブバージョンを聴いたのはこの時このスタジオの中で、この日のたくさんの出来事は言葉にできないくらいで、かつては想像すらしてなかった事でした。

いうなれば、この出会いにはいわゆる時差があって、前は作品やライブを通して知ったシャムキャッツと、今こうして、この日1日彼らの視点で見る東京を感じて、いつも彼らがミーティングしている喫茶店に行ったり、夏目くんと菅原くんが前にバイトしてた様子を聞いたりしてるのです。

そしてリハスタに向かう道すがらでも、昔の彼らの姿もそこらへんに居るんじゃないかということを思うほどに色んな時間を共有しました。そしてここに来れてよかった、私たちを連れてきてくれてありがとう、と心から思いました。

到了練團室看見他們向朋友們介紹我們的樣子、讓我們進去聽練團、第一次聽到逃亡前夜的現場竟然是在練團室裡面,想起了這一整天心情激動得難以言喻,對我來說是很難想像的一個過程。有一種認識會有時差,在我們相識以前已經從作品或是演出認識 Siamese Cats ,一整天的相處看見他們眼中東京的樣子,在咖啡廳時說到他們很常來開會,或者是聽夏目菅原說著以前打工的事情、還有走在往練團室的街上,同時感受到好多時空的交疊,看到過去的他們也同時存在在此時此刻的錯覺,能從這些地方認識他們真是太好了、他們願意分享真是太好了。

日本語があまり得意ではないので、うまく伝えられなかったり、聞き取れなかったりすることで常に負い目を感じていて、話したいことがうまく喋れない時にいつもとても悔しい思いをするのですが、この時のことを思うと、それはそんなに大したことではなくて、時には同じ言語を話す人とですら心から通じ合うことは難しい場合もあるし、やっぱりフィーリングが大事なんだなと思います。お互いの距離が離れているのは、そこにはむしろロマンがありますね。 

常常因為日文不夠好而無法順利傳達或是達到全然的聆聽而感到挫折、想要說的話卡在口中的委屈時常湧現,但回想到這邊,好像也覺得不那麼重要了,有時候和說著同一種語言的人不一定能有很棒的溝通或交流,果然一切都還是和頻率有關吧,距離可能也是一件浪漫的事呢。

皆んなとお別れをしてスタジオを出たら、雨は少し強くなったみたいで、それがまた前にこの駅に来た時の記憶を呼び戻しました。 そして突然大事なことを思い出しました。 私がシャムキャッツを初めて知ったのはまさにこの場所、つまり彼らの使うスタジオと同じ駅のことで、曖昧な記憶がどんどんはっきりして来たのでした…

和大家道別後走出練團室,雨好像比剛剛大了一些,我再度想起上次來到這個車站的記憶,突然驚覺一件非常重要的事情,會認識 Siamese Cats 好像就是在這裡、他們練團室所在的同一個車站,記憶越來越清晰...:

何年か前に友達と東京旅行をしていて、宿の予約が上手くいかなくて、間に1日空き時間ができてしまったよで、色々調べてこの駅の宿に決めたのでした。その日は1日の移動で疲れてたし、特に予定もないので、晩ご飯はスーパーで適当に買って宿で食べている時に、友人が携帯で曲を聴いてました。少しの間聴いていたら、凄く私の耳に残ったので、「このバンドは誰なの?」と食べるのを一旦やめて友達に聞きました。

その友人は「シャムキャッツ。若いバンドの中で唯一好きなバンド」と携帯画面を私に向けて言い、そこにはピンクの画面が見えました。「girl at the bus stop...ふーん」当時は私はカタカナがわからなかったので「とりあえず私にも送っといて」と言いました。

その初めての出会いの事を思い出し…そして駅に戻る道すがら、12月の東京は台北よりだいぶ寒くて、当時の私は寒さの感覚を忘れて、以前の記憶が頭の中をぐるぐる回っていたのでした。

當時和朋友在東京旅行,因為房間訂得不順利而中間空了一天,於是才特別找到這個車站只停留了一個晚上,當天因為搬行李移動一整天已經有點疲累而沒有特別的行程,晚餐便隨便買了超市食物在住處吃,朋友一邊用手機放歌,放了一段時間後其中一首歌抓住了我的耳朵,「這個樂團是誰啊?」原本正在吃飯的我停了下來。 「 Siamese Cats ,是我唯一喜歡的年輕樂團噢。」他把螢幕轉向我,看到一個粉紅色的畫面。 「... Girl at the bus stop ...」當時的我還不太會讀片假名,「傳給我。」 走回車站的路上,十二月的東京比台北冷多了,當時的我早已忘記冷的感覺,只剩下不停翻騰的記憶映在腦中。

--- DSPS 稔文Ami

シャムキャッツSiamese Cats - GIRL AT THE BUS STOP

 

<LIVE INFO>

BIG ROMANTIC RECORDS presents

Siamese Cats & DSPS 聯合巡迴 ~東京八點台北七點~

<TOKYO> 5/9 青山月見ル君想フ open19:00/start19:30 adv.3000/door 3500 (+drink fee)

※整理番号順入場

・・・

<TAIPEI> 5/26 THE WALL open19:30/start20:00 預售票 Adv.700 / 雙人票 Pair. 1300 / 現場票 Door. 900 ticket:https://romanticoffice.kktix.cc/events/siamesecats2019

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